外国人雇用のメリット

外国人労働者の現状

新型コロナウイルス感染症の影響等により外国人雇用は増加率の低下が見られ、雇用情勢に厳しさが表れています。しかし、現状日本の少子高齢化は大変深刻で労働人口の減少の一途をたどることから、外国人労働者数は増加が見られます。

外国人雇用の届出状況からの外国人労働者数は、2020年10月末時点で 1,724,328 人となっており、過去最高を更新しています。今後も外国からの優秀な人材や若い労働力の確保は日本企業の大きな課題となり、外国人材が増え続けると思われます。

外国人雇用のメリット

1,人材不足の解消

外国人の雇用により「労働力の確保ができる」というのは人材不足の解消になる大きなメリットです。

ビザの観点(在留資格の観点)から:
特に人材不足が深刻な14の産業分野において「特定技能」ビザができました。その14の産業分野の中には宿泊業と外食業が入っています。今までの代表的な就労ビザ(「技術・人文知識・国際業務」ビザ「技能実習」ビザ等)と違い、要件が比較的複雑でなく、比較的幅広い業務をすることが可能で、今までのビザより使いやすいビザといえます。

また、技能実習ビザでは宿泊業が「技能実習2号」ビザの移行対象職種になりましたので、技能実習生として外国人材を3年間受入れることができます。


2,優秀な人材の雇用でインバウンド対策ができる

①満足度の高い接客ができる
外国人の雇用により、宿泊・飲食・小売業で、外国からのお客様に対して「母国の文化、習慣がわかって接客できる」というのは強みです。ご来店の多い外国人と同じ国のスタッフを雇用することで、満足度の高い接客をすることができます。そのスタッフはお客様と同じ国の人ですから、日本人の視点ではなく、同じ国の外国人の視点で接客できます。お客様のお好みや何が魅力か、何を知りたいか、どんな商品に関心があるのか等、日本人フタッフより外国のお客様の立場に立って接客できるはずです。

②海外への情報発信源になる
貴社や日本の魅力を発信できる情報源になってくれます。個人的な交友関係、知人等に発信した場合は、更に信頼できる情報源として活用されるでしょう。そして、HPの翻訳やパンフレットの翻訳をしてもらい、御社の様々なインバウンド戦略の即戦力になってくれることが期待できます。

ビザの観点から:
経済学や経営学等出身の高度な専門性を有する「技術・人文知識・国際業務」ビザや日本の大学を卒業した日本語能力の高い「特定活動46号」ビザ等に当たる人材を雇用できれば良いと思います。それらの外国人材の高度な専門性を活かし、マーケティングや営業、経営企画、海外進出、翻訳通訳等を担当してもらえます。


3,事業のグローバル化

①外国人の雇用により「スムーズな海外展開の足掛かりになる」
海外進出の対象国の人材を雇用することにより、その国の文化に精通している高い語学力を有する人材の雇用ができます。外国人材を海外市場の担当窓口にすることで言語の活用や習慣、文化等の情報が得られ、現地の信用を得ることができます。

②外国人の雇用により「海外とのコミュニケーションが円滑になる」
雇用した外国人材から現地のネットワークを活用できることから新たな販路を開拓する足掛かりとなるかもしれません。また、外国人材の活用で、その国の市場調査ができます。今後誘致したい国の方が関心ある観光スポットや商品のリサーチをしてもらえます。つまり貴社の売上アップや今後の事業展開に外国人材は重要な役割を果たせる可能性があるのです。


4,組織の活性化

外国人の雇用により「企業活動が活性化する」ことは、外国人を雇用した企業様が実感されているのではないかと思います。外国人材には、向上心の高い意欲的な人も多く、日本人とは違った仕事への姿勢は、組織にとって大きな刺激となります。また、外国人材には日本とは異なる文化が背景にあり、日本人とは違う発想やアイディアが出てくるので、日本人スタッフにとっても刺激となりますし新たなものを生み出すきっかけにもなります。


外国人雇用のメリット:まとめ

人材不足の解消、優秀な人材の雇用でインバウンド対策ができるなどのように、外国人材を雇用することで得られる効果は大きいです。ですが、外国人の雇用は注意しなければならない面もたくさんあります。

外国人雇用の注意点をよく理解された上で貴社の希望に合ったビザで良い人材を雇用されるお手伝いができればと願っています。特に外国人の就労ビザの問題は複雑です。メリットだけではなく、注意点もしっかり理解した上で外国人雇用をご検討ください。
➡(外国人雇用での注意)

出典:厚生労働省HP「外国人雇用状況」の届出状況まとめ